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2005年04月23日

メラトニンの若返り効果 肝臓のアポトーシスを減らす ラットで確認

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 「睡眠覚醒リズム障害とメラトニン 昼夜逆転を考える」以来メラトニンにたびたび触れてきたish☆としては、大変気になるニュースがありました。

 MedWaveより。

メラトニンはやっぱり若返りの秘薬?! 肝臓のアポトーシスを減らす ラットで確認

 メラトニンは脳の松果体が分泌するホルモン。メラトニンのサプリメントは、睡眠のリズムを整えるとされ、睡眠の質の改善や時差ボケ改善に利用されている。また、メラトニンには抗酸化作用があるため、“若返り効果”もあるとされてきた。
 今回、スペインのレオン大学の研究者たちは、パリで開かれた欧州肝臓学会(4月13〜17日)で、ラットにメラトニンを経口摂取させたときの肝臓の若返り効果を発表した。
 体内に活性酸素が増えると、肝臓では細胞のアポトーシス(細胞の自殺)が増えるとされている。そこで、生後3カ月の若いラットと生後18カ月の年老いたラットに、1日当たり、体重1kg当たり、1mgのメラトニンを飲料水に混ぜて8週間飲ませ、メラトニンを飲ませなかった場合と比較した。
 すると、老いたラットにメラトニンをのませると、肝細胞の酸化ストレスが大幅に減り、また、肝臓のアポトーシスも減ることが示された。


 そもそもメラトニンが90年代にアメリカで大ブレイクしたのも、若返りの薬、アンチエイジングサプリメントとしてでした。その引き金になったのが、件のエントリでも触れた『驚異のメラトニン』という本です。
 その後「不老不死」というのはやはり言い過ぎ、ということになった他、大量服用による副作用なども報告され、今では時差ボケ予防の薬に落ち着いています。
 わたし自身ずっと服用しているのですが、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬よりはるかにソフトに効きます。その辺りの違いについては、メラトニンのエントリを参照して下さい。

 今回のニュースは、最初のきっかけになった若返り効果もまんざらではないのか、というものです。ブームとしては過去のものでも、当然ながらメラトニンにはまだまだわかっていないことが沢山あります。
 『驚異のメラトニン』の翻訳は養老孟司さんの翻訳によるのですが、その序文にはこんな内容があります。
「この本には怪しいところが沢山あるし、全部が信頼できるわけではない。ただ話題性があったのは確かであり、注目を集めなければ費用の捻出もままならないのが基礎研究の現実だ」
 つまり、研究の価値を認められるための一つの方法として世間の注目を集めた、ということが指摘されているのです。こうして今でも堅実な研究が続けられていることを考えると、最初のブレイクにも十分に意味があったように思えます。

メラトニン
SOURCE NATURALS社製 1錠あたりメラトニン2.5mg 120錠 3,030円

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