アルベルト・ハインリヒからグリーンホーネット
また004の話題を引っ張ります。
サイボーグ004とバトーの関係を調べていたとき、ヒットした「どうでもいいんですけどね」(とおりすがりのびやぼんひきさん)というエントリで、今まで考えたこともなかったことに気付かされました。
石ノ森章太郎氏の作品『サイボーグ009』に登場する人物・004の本名をご存知でしょうか。
アルベルト・ハインリヒ。
彼を愛する人達(簡単に言えば「ファン」)のサイトを一時期回っていたのですが、それらでよく見かけたものが「彼の名前と姓はどちらも名前っぽい」。
そう言われてみれば。
というより、もし今はじめて「アルベルト・ハインリヒ」という名前を聞いたらすぐに疑問を感じたのかもしれませんが、子供の頃に刷り込まれていたためか、まったく考えたこともありませんでした。
まぁ、この名前が実在し得るのか否か、石ノ森章太郎さんがドイツ語に激しく疎かったのかどうか、そんなことはどうでも良いです。マンガのネーミングなどその程度です。
むしろこうした名前が平然とまかり通ってしまうバカバカしさを素朴に楽しみたいです。
と、考えるわたしではありますが、ネーミングと言えば、どうしても許せなかったものがあります。
実はわたしはブルース・リーがかなり好きなのですが、彼がまだ無名の武術指導者だった1966年に出演したテレビ番組に『グリーン・ホーネット』というものがあります。
『ブルース・リー IN グリーン・ホーネット』 DVD 2,940円
デイリーセンチネル新聞社の若き2代目社長のブリッド・リード。
しかし、ひとたび凶悪な犯罪が起これば、黒いマスクと黒衣に身を包んだグリーンホーネットとして怪事件に挑んでいく。
ブリットの有能な助手はグンフーを巧みに駆使するカトー(ブルース・リー)。
トップシークレット暗殺計画を聞きつけたブリッドとカトーは今日もハイテクマシン、ブラックビューティーに乗り込み闇の中に消えていく。
今販売されているDVDは「ブルース・リーが出ていた!」を売りにしたもので、実際彼が出演していなかったらとっくに歴史の闇に葬り去られていたはずの作品なのですが、当初の配役はあくまで脇役です。
ご覧になればわかりますが、あくまで主役はヴァン・ウィリアムス。ブルース・リーは「強いけれど白人に都合よく使われている小間使いな東洋人」ポジションで、設定にも「付き人兼運転手」とあります。これがリーの人気と共に段々フューチャーされるようになっていくのですが。
話がズレましたが、カトーの設定は日本人。でもグンフー。
この辺りが既に泣けます。
人一倍中国人としての誇りを気にしていたリーは、内心複雑だったことでしょう。
ただですね、一介の日本人としてすごく気になるのは……

飛躍への第一歩となった『グリーンホーネット』でのコスチューム。彼はグンフーの達人である日本人カトー役を演じた。原作によると名前はカトー(苗字)・ハヤシ。
カトー・ハヤシ。
誰ですかそれは。
そんな名前、出生届で受理して良いんですか。
おそらくブルース・リーファン以外の方にとってはこの写真そのものがツッコミ所満載だと思うのですが、そういったオモシロポイントを師父への愛で乗り切っても、尚残るのが「カトー・ハヤシ」への疑問です。
悪いのは全部アメリカ人ですよね、師父? そうなんでしょ!?

『燃えよドラゴン ディレクターズカット スペシャル・エディション2枚組』 ブルース・リー 3,129円
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