気になる人間型ロボットの声
小鳥ピヨピヨさんの「微妙に人じゃない、人型ロボット」というエントリに注目です。
まぁとりあえず見て下さい。
「怖い」「不気味」という前提で見たせいか、わたしは小鳥さんほど恐ろしいとは思わなかったのですが、別のことが気になります。
声です。
このロボットが、もっと低くて落ち着いた淡々とした調子でしゃべってくれれば、「まぁそういう仕掛けなんやな」と普通に流すこともできると思います。
一体どうしてこんなにウソくさいアニメのような嫌らしい声としゃべり方なのでしょうか。
「くたばれマスコット」でも書きましたが、理系の人たちというのは、ユーザーインターファイスという点においてあまりにもナイーヴというか、変な思い込みを抱いているような気がしてなりません。
およそ「普通のユーザー」ではないわたしが言っても説得力がないのですが、一般の人たちもメカやコンピュータというものにそんなに「優しさ」やら「親しみ易さ」を求めてはいないと思いますよ。求めているにしても、それは人間や動物を無意味に真似たようなものではないはずです。
わたしは「アイボ」を欲しいとは思わないですが、もしあれが犬の剥製のような精巧な作りになっていて、しかも触るとちょっと暖かかったりしたら、絶対に売れなかったでしょう。そんな化け物が部屋にあったら呪われそうです。
ぬくもりが欲しいならぬいぐるみを買います。
本当に見分けがつかないレベルならともかく、一目でそれとわかるものが「本物」を擬した時、そこで表現されるのは「ぬくもり」ではなく「オタク技術者の作為」でしかありません。
機械は機械なのですから、わかりやすくスマートに仕事をしてくれればそれで良いのです。別にコマンドプロンプトで動けとは言わないですから、普通にして下さいよ、普通に。
やたら蘊蓄の長い中華屋さんのオジサンというのも味わい深いでしょうけれど、ファストフードの店員がグダグダ語り始めたら発狂しそうでしょう? それぞれの役割というのがあって良いじゃないですか。
……って、こんなことは言われなくても誰もが思っていることですね。すいません。
このロボットの声が不快なのは、単に個人的な好悪かもしれません。
こんな喋り方の本物の女がいても、同じくらい鬱陶しいでしょうからね……。
『ロボット』 カレル・チャペック 岩波書店
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気になる人間型ロボットの声
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