前の記事< ish >次の記事
2005年12月20日

携帯とペースメーカー

はてなブックマークに追加  delicious_s.gif  このエントリをlivedoorクリップに追加

 ひょんなことから発見してすっかりお気に入りになってしまったブログがあります。ヤブ医者ブログさんというサイトです。
 お医者さんのブログですが、ゴリゴリ医療ネタというわけでもなく、批判はするけれど社会派一辺倒というわけでもなく、鋭いところは鋭いのに語り口調は淡々と柔らかく、安心して探検できます。
 「ひょん」の方についてはそのうち書きますが、今日過去ログを拝読していて「携帯電話とペースメーカー」というエントリを見つけてふと思い出したことをメモしておきます。古い記事にツッコんですいません。

 このエントリでは総務省の発表を元に、携帯電話のペースメーカーへの影響は極めて微弱で、「携帯電話程度で誤動作などないだろう」とし、次のようにコメントされています。

 では何故ペースメーカーに対する携帯電話の悪影響が強調されるのか?私の独断を述べると, ・ひとつは役人の事なかれ主義 ・ひとつは交通機関のご都合主義 が理由だと思っています.後者は,携帯による車内トラブルや乗客からの苦情を押さえる口実にペースメーカーを使っている,ということです.

 基本的にわたしも同意見です。
 ペースメーカーという機器の性質上、万が一にも問題が起こってはならない、というのはもちろんですが、たとえ通勤ラッシュの密着状態であったとしても、動作上問題となるような影響はほとんどないのではないでしょうか。というより、多分携帯の電磁波よりラッシュ状態そのものの方が身体に悪いです(笑)。
 それがこれだけ大げさに喧伝されてしまったのは、車内での携帯利用による迷惑を取り締まる都合の良い口実となったからでしょう。両者は本来別問題ですから、通話による迷惑は迷惑で頑として規制を設けるのが正道だったはずなのですが(車内での通話にはわたしも反対ですし、最近はほとんどの方がかなり行儀良くされていると思います)。

 ただ、わたしは以前に一度、電車内でPHSのメールを確認していたところ、前に座っていた老婦人(わたしは立っていました)から「ペースメーカーを入れているのでスイッチを切ってもらえないか」と言われたことがあります。厚かましい感じではなく「本当に申し訳ないんだけれど」といったトーンでした。
 この老婦人のご心配は99%杞憂でしょう。ただこれだけ「携帯とペースメーカー」と騒がれていると、ペースメーカーに命を預けている当人としては心配にもなるでしょうし、電磁波以上にその心配が心臓に良くない気もします。
 音はともかく席によってはスイッチまで切らされるルールには釈然としないものがありますが、一方でこういう種類の「迷惑」もあるのだな、とそのとき気付かされました。

 しかしそうなると、この「心配」を作り出しペースメーカー利用者の心身を最も痛めつけているのは、携帯そのものではなく「ペースメーカーに悪影響」説を振りかざしたお役人と鉄道会社ではないかと思うのですけれどね。


生体と電磁波 携帯電話、高圧送電線、地磁気、静電気などと人間との関わり生体と電磁波 携帯電話、高圧送電線、地磁気、静電気などと人間との関わり

はてなブックマークに追加  delicious_s.gif  このエントリをlivedoorクリップに追加 FC2ブックマーク ニフティクリップ Yahoo!ブックマーク .

カテゴリ:世間・社会・歴史 <この記事を気に入って頂けたら、同カテゴリの過去ログを参照してみてください
よろしければクリックしてください>人文blogランキング  ランキングオンライン にほんブログ村ブログランキング


携帯とペースメーカー

« 買いました!ハネウェル カーボンヒーター HZ-910 | ish☆手作りスキンケア・サイボーグ | かかとのひび割れの治し方 »

コメント

サイン・インを確認しました、 . さん。コメントしてください。 (サイン・アウト)

(いままで、ここでコメントしたとがないときは、コメントを表示する前にこのウェブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)


情報を登録する?