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2006年01月08日

CCNA受験体験記

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 なぜかCCNAを受験、一応合格してきました。

CCNA

 というわけで、月並みにCCNA受験体験記など書いておきます。

 なぜCCNAを受けることになったのか、といういきさつは誰も興味ないと思うので省略。とりあえずわたしはネットワークエンジニアでも志願でもないです。やらせて頂けるならやりますが、その場合はCCNAくらいじゃどうしようもないでしょうね。ちなみに今の会社での仕事は.NET開発の辺境の辺境です(笑)。

 実はCCNA、初めての受験ではありません。
 年末に自信たっぷりで受けて見事に玉砕しました。お恥ずかしいです・・。
 予想外のスイッチの設定がシュミレーション問題で出題され、パニクっているうちに時間を浪費、タイムアウトしてしまいました。 今回は入念に準備、落ち着いて取り組んだら簡単な問題ばかりで逆に時間が余りました。「もう落ちても毎月受けてやる」くらいの開き直りが良かったようです(笑)。

 初回受験時は時間配分ということを全然考えていませんでした。
 これからCCNAを受けられる方は、意外と時間がない、ということも覚えておいた方が良いと思います。あまり「時間が足りない試験」というイメージがないですし、実際そんなに厳しいことは全然ないのですが、だからといってゆっくりやりすぎるとわたしのようになります。
 CCNAは後戻りができないテスト形式ですし、自信のない箇所やシュミレーション問題ではこだわりたくなりますが、見切るところはスパッといかないと取れる問題も取れなくなってしまいます。
 テストというものには「難しいことを限界までやる」「簡単なことを確実にこなす」の二つのタイプがあると思いますが、CCNAは後者でしょう。一定の基礎のある人間が普通に勉強すれば必ずできるようになることばかりですが、合格ラインは849と結構高め。それだけに簡単な問題を取りこぼしなく押さえていくのがポイントだと思います。センター試験ですね(笑)。
 実はそういうタイプのテストがとても苦手です。大学受験の時のセンター試験もちょっと言えないような成績でした。
 要するに大雑把な性格ということですね・・。
 まぁ実際仕事をしてく上では、後者の能力の方が前者の能力よりずっと大切ですから、当然のような気もします。
 破竹の勢いで進軍したけれど補給路を断たれて全滅、というわたしのようなタイプは社会から必要とされません・・。

 で、わたしのCCNA勉強法。
 書籍として使ったのは以下の二冊です。

よくわかるマスター Cisco技術者認定試験CCNA完全マスター 640‐801J(ICND640‐811J)対応よくわかるマスター Cisco技術者認定試験CCNA完全マスター 640-801J対応

徹底攻略Cisco CCNA問題集[640-801J]対応徹底攻略Cisco CCNA問題集[640-801J]対応

 どちらも非常におススメです。CCNA対策最強タッグなのではないかと思うくらいです。

 まず「CCNA完全マスター」。最近になって「わかりやすい」と人気急上昇中の参考書です。
 本当に異様にわかりやすいです。
 「初心者がとっつきやすい」という点では、他のCCNA参考書の追随を許さないものがあるでしょう。TCP/IPの基礎も覚束ない初心者でもすんなり入っていけます。表紙はちょっと好きになれませんが、フォントや紙質も気に入りました。イラストもかわいいです。
 ただ、「とっつきやすい」だけあって、詳しい解説という意味では物足りない部分もあります。まったくの初心者がコレ一冊で合格するのは厳しいでしょう。「CCNA完全マスター」は最初の一冊として使い、詳細な知識や実習訓練は他で補わないといけません。まぁ参考書一冊で済むほどCCNAも甘くないですから、当然のことですが。
 「CCNA完全マスター」にも章ごとの問題、まとめ問題、付属CDのテストがありますが、ちょっと易しすぎますし、実際のCCNAとは少し雰囲気が違います。付属CDにはシュミレーション演習もついていますが、FLASHによる擬似的なものなので、あくまで雰囲気だけです。ただ、実機経験ゼロの方にはそれだけでも結構役に立つでしょう(わたしも実機経験ゼロで、かつ役に立ちました^^)
 他に問題点を言えば、dialer profileの解説がレガシーDDRとわけて末尾に来ていること、同じくOSPFの解説が分けられていること、でしょうか。「わかりやすいように」という配慮なのでしょうが、同じ課題のものは一気にやった方が身に付くと思います。
 「詳しい解説の不足」ということでは、特にスイッチはこれだけでは弱すぎます。またOSPFやEIGRPの解説が貧弱すぎます。
 ただ、何度も言うように「CCNA完全マスター」は最初の一歩用ですから、その辺はわかった上でステップにしていけば良いと思います。

 続いて「徹底攻略Cisco CCNA問題集」。いわゆる黒本です。
 「市販CCNA問題集で最も問題数が多い」と重宝されています。絶対買いましょう。
 全部丸暗記するくらい繰り返しましょう。それだけでもかなりのレベルまでいけると思います。というか、多分合格できます。
 ただこの「丸暗記」というのが曲者で、別に暗記しようとしていなくても、問題集というのは何周かすれば暗記できてしまいます。すると緊張感がなくなって、「そんなのわかってるよ」と基礎を疎かにしてしまうものです。最初の何周かは何も考えずに解いていれば良いですが、慣れてきたら選択問題でも答えを即答したり、解説を端からじっくり読み直したりした方がベターでしょう。
 特にshow系コマンドで何が表示されるのか、というのは、紙の上だけだと読み飛ばしてしまってなかなか身につきません。似たようなコマンドでも別になっているのは、それなりに「表示内容のまとめ方」が違うからです。それぞれのコマンドに込められた開発者の思いをイメージすると馴染みやすいです。
 まぁ実際何を考えていたかなどは知る由もないのですが・・。

 そしてみなさん気になるシュミレーション対策。
 本当は実機を触るなりCCNAバーチャルラボをやれば良いのですが、貧乏なわたしは一切やっていません。紙に鉛筆で何度もコマンドを書いて覚えました。貧乏なうちの子のピアノ練習みたいで、結構わびしいです。
 別にCCNAに限ったことではありませんが、「手を動かし、声に出す」という昔ながらの学習法はとても有効です。わたしはコマンドに節をつけて暗誦しました。お風呂で「encapsulation frame-relay ietf♪」などと叫んでいたので、近所の人に発狂したと思われているかもしれません
 お金があるなら迷わずバーチャルラボ等をやるべきですが、ないならないで想像力で補うしかありません。
 強いイメージ力があれば、ないルータが見えるようになります(断言)。
 ただやりすぎて社会生活が破綻しないよう気をつけましょう・・。

 既に巷で噂になっているのでCCNA受験者にはご存知の方も多いと思いますが、CCNAはちょっと出題傾向が変わったようです。スイッチのシュミレーションというのは以前はなかったようなのですが、わたしはその初回出題に見事ヒットしてしまったらしいです。
 時勢を考えれば当然ですが、スイッチは市販の問題集での扱いより大きく取り上げられると思っておいて良いでしょう。
 わたしは遭遇していませんが、再配布も出題された、という噂を聞きます。
 OSPFやEIGRPについてもしっかりおさえておきましょう。またVLSMによるIPアドレスの有効配置などもポイントです。
 逆にISDNは思ったより出題されませんでした(わたしの受験経験内では)。
 ちなみに、CCNA受験者泣かせと言われるフレームリレーですが、わたしは結構好きです。大学受験化学で言えば無機ですよね(笑)。あの手の暗記物は最初はしんどいのですが、逆に言えば身体が覚えていればなんとかなるので、わたしのような文系人間には助かります。

 市販書籍以外でお世話になったのは、まずCCNAフリークさん。CCNA受験者で知らない人はいないでしょう。
 リベンジのために「暇つぶし問題」有料版もやりました。1000問以上のボリュームですから、相当お買い得です。銀行振り込みならシュミレーション演習もオマケでついてきます(わたしはクレジットカードだったのでできませんでした)。
 「暇つぶし問題」は結構意地悪な問いが多くて、ノリも実際のCCNAに割と似ています。簡単なものをちょっとだけひねったようなのが出題されるのですよ。
 そういう問題を「わかってたのに!」といっても誤答は誤答。テストとはそういうものです。仕事だって「わかってたけど」ミスしたらゼロでしょう。うんざりするくらい繰り返して丁度です。
 「暇つぶし問題」のどこをやってもコンスタントに90パーセント以上取れるようになりましょう。吐きそうになるくらいやりこみました。本当に本当にお世話になりましたが、正直、もう見たくないです・・。

 他のおススメサイトとしては、3分間ネットワーキングさんが挙げられます。
 勉強開始当初、ネットワークのことはちんぷんかんぷんだったので、大変ためになりました。3分間ネットワーキングも30分間ネットワーキングも隅から隅まで読みました。異様にとっつきやすいです。FLASHで動きのある説明をしてくれるのが実にわかりやすいです。
 運営者の網野衛二さんは専門学校の講師さんのようです。最近ITプロでも連載を始められています。また著書も出していらっしゃいます。

自分のペースでゆったり学ぶTCP/IP自分のペースでゆったり学ぶTCP/IP

 きっと網野さんの授業は動きがあってフランクで頭に入るのでしょうね。生徒さんがうらやましいです。お世話になりました。

 また@ITのIP Networkの記事もためになります。.NETでは毎日のように助けられているのですが(笑)、今回はネットワークでも助けられました。

 受かってしまえばなんでもないことですが、本音を言うと結構頑張りました。初回受験で不合格だったのが心底悔しかったし情けなかったです。
 このブログ読者にCCNA合格を目指す方が果たしているのか謎ですが、検索エンジン経由で来られた受験者のみなさん、負けないでください。
 所詮テストです。勉強すれば誰でも受かります。


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コメント

CCNAとは懐かしいです。私も5年か6年前に受けました。
現在は失効しているのですが、またとろうかと思っていたので、とても参考になります。

CCNA1.0のころとはずいぶんと傾向が違うみたいですね。参考書は高くて目眩がするからどうしよう....

投稿者 Autonomous System [TypeKey Profile Page] : 2006年01月08日 20:59

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