英語ことわざの「井の中の蛙」
先日NHKラジオ講座のビジネス英会話をぼんやり聞いていたら、こんな英語ことわざが紹介されていました。
"Better a big fish in a small pond than a small fish in a big ponds."
直訳すると「大きな池の小さな魚でいるより、小さな池の大きな魚であれ」。
丁度日本の「井の中の蛙大海を知らず」や「お山の大将」のイメージと逆の意味になります。海を渡ると「井の中の蛙」の方がむしろ偉くなってしまうのでしょうか。
おそらく「平々凡々たる人間でいるよりは、小さな世界ででも輝く存在であれ」といったことを言いたいのでしょう。ことわざなんてものは、洋の東西を問わずに反対のことを同時に評価したり諌めたりしているものですから、これをもって日本と英米の文化的対比を語ることはできないでしょう。
実際、"a big fish in a small pond"はネガティヴに使う時もあるようですし、一方わが国にも「鶏口となるも牛後となるなかれ」「鯛の尾より鰯の頭」といったことわざがあります。
ただなんとなく、アメリカ人受けしそうなフレーズだなぁ、と思います。「一国一城の主」というと少し違うかもしれませんが、「街の名士」的ポジションを重んじるじゃないですか。
狭い世界を世界の全体だと勘違いしてしまってはマズいでしょうが、「お山の大将」もそれほど悪くない気がします。結局は「お山」が大きいか小さいかの違いですし、小さくても「お山」があるだけ結構じゃないですか。自分を信じてくれる「お山」のために尽くす一生も立派なもの、というより普通はその領域にすら達することができないものではないでしょうか。
あまり早くに「ここがわたしのお山」と見限ってしまうのもどうかと思いますが、ムダに浅く広い「見識」「視野」を求めるよりは、多少近視眼的であっても、身近な人の役に立つ方がステキなような気もします。
例によって半分以上自分に対するツッコミですが・・・。
日常茶飯語 プチおさらい べつやくれい
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