傘の歴史、傘袋の未来
雨の日にぼんやりしていて、ふと傘という道具について考えました。
雨が降れば必要になる傘。非常に身近な道具です。
でも鬱陶しいですよね。電車に乗ると邪魔ですし、満員電車だと隣の人の傘がくっついたりして、最悪です。片手がふさがってしまいますし、本を読むのにも不便です。
これだけ技術が進歩しているのですから、あの鬱陶しい傘も少しは進歩してもいいのに、少なくともわたしの知っている範囲で、傘に画期的なテクノロジが投入された、ということはありません。
せいぜいジャンプ傘くらいで、そんなものはわたしの子供の頃からありました。
光る傘やら畳む時もバネで戻る傘やら、ギミックはあるのですが、傘の基本スタイルは頑固なまでに不動なままです。
「傘」という固定観念を打ち破るような、雨よけグッズはないものなのでしょうか。
なんかこう、静電気やらイオンやら、その辺の見えない系パワーで自分の周りだけ雨を弾いたり、そんな仕組みができそうなものじゃないですか。ものすごい大雑把ですが。
そう思ってグルグルしてみたのですが、やっぱりコレというものは見当たりませんね。
代わりにデイリーポータルに「ビニール傘でラジオ受信」や「ビニール傘で調理する」といったイイ記事があるのを見つけました。ネクタイ傘なる珍発明も発見。これで出社してきた人には勇者の称号を与えたいですが。
「へぇ~」と思ったのは、透明ビニール傘というものがあるのは日本だけという記事。欧米から見るとちょっとブレードランナーっぽい近未来グッズなのかもしれません。
結局傘の新機軸とは、革命的手段で雨を避けるというより、単に低コスト化・使い捨てにするくらいだったのでしょうか。寂しいです。
そう言えば、以前京都に住んでいた頃、ある定食屋のオジサンの前職が傘屋だと聞きました。
別に伝統的な傘職人とかいう意味ではなく、普通の傘を普通に売っているお店だったそうです。
「でも傘屋は儲からんのや。雨が降った時しか商売にならん」。
そりゃそうでしょう。そんなこと今時ならコンビニでもやっています。
ちなみにこのオジサン、儲からない傘屋をたたんで「京都は学生の街だから」と定食屋を始めたのですが、
「でも学生相手は儲からんのや。まず夏休みが長い。春も冬も休む」。
そりゃそうでしょう。というか、オジサン商売に向いてないよ。
趣向を変えてアマゾンで人気の傘を眺めていたら、意外なものを見つけました。
アレです、デパートとかスーパーの入り口にあるビニールの傘袋を装着してくれるマシンです。
「傘袋サービス機」というそうです。
というか、アマゾンで売れるのでしょうか・・・。
あの傘袋マシンにも色々疑問です。
環境に対する負荷といった問題もさることながら、キチンと畳んでいないとキッチリ最後まで袋がかぶってくれないじゃないですか。
なんというかこう、脱げかけた靴下みたいな状態になって、その先っぽに水が溜まっていたりして、なんとも言えず鬱陶しく惨めなビジュアルになりません?
その状態で根本まで引っ張ろうとしてもうまくいきませんし、かといって一回捨ててやり直すのもますますゴミを増やす感じがするし、実にイライラします。
で、傘袋でググッてみると、こちらはちょっと夢のある発明がありました。
「かさからっと」なる傘の水滴を除去する装置です。
電気仕掛けで水滴を吹き飛ばしでもするのかと思ったら、動力不要、ランニングコストはほぼゼロ。
特殊な繊維?によって、傘を差し込むだけで水滴をほぼ吸い取ってくれるそうです。これは面白いです。
傘袋の費用・廃棄コストも無用になることですし、もう少しお安くできれば乗り換えるところも出てくるのではないでしょうか。
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