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2007年02月24日

コンビニ店員はなぜ袋を渡してから財布を持つ手にお釣りを返すのか

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 コンビニでお買い物するたびに思っていることがあります。
 レジで店員さんが商品の袋とお釣りを渡す順序です。
 一般的に、
①商品をレジに置く
②代金が計算される
③代金を支払う
④商品が袋詰めされ、袋を渡される(大抵袋の持ち手をこちらに向けてくれる)
⑤お釣りが返される
 という順序で手続きが進みます。
 しかし③の代金を支払った時点で、客であるこちらの左手にはお財布があり、右手でお金を渡しているのです。
 ④で袋の持ち手をこちらに向けてくれても、左手にお財布、右手に袋を持ってしまったら、お釣りを受け取る手が残っていません。
 せっかくお財布を開いた状態なのですから、できたらお釣りを先に受け取り、お財布をしまって、それから袋を受け取りたいのです。
 ものすごい些細なことで、自分の人間に小ささに呆れるくらいですが、コンビニに限らず本屋さんやその他の小売店でも大抵この順序で渡されるので、何か理由があるのかしら、と考えてしまいます。
 コンビニについてはおそらくマニュアルで決められているのでしょうが、想像するに、店員さんの立場としては「商品の合計を算出する」「商品を袋に詰める」という行為はつながりが密で、「お釣りを返す」というプロセスの独立度が高い気がします。特にPOSを使っている場合、「代金算出」>「袋詰め」という流れが一体化しているので、合理的にお客さんを捌こうとすると自然にできてしまう順序なのかもしれません。
 でも、でもね、やっぱりお釣りを先に受け取りたいのです。
 客の立場としては「代金支払い」「釣銭受け取り」の方が密な関係であって、「商品受け取り」の方が独立性が高いのです。
 こちらに向けられたコンビニ袋を完全無視するのも気がひけるし、しかも無視して待っているのがお釣りだと思うと浅ましい感じがして恥ずかしいのですが、人間には二本しか手がないのだから、絶対「代金支払い」>「釣銭受け取り」>「商品受け取り」の方が合理的だと思うんですよね。

 試しに検索してみると、わたし以外にも同じことを考えている方が何人か見つかりました。

街道をウロつく:お釣りの渡し方
junko's blog:レジでの親切?
ちょんぶ~の のほほ~ん日記:どうでもいいですよ~(2)
道楽と物欲の嵐:ありがた迷惑
あちゃおの挑戦:コンビニ店員に思うこと
凡庸なBlog:お釣りが先か・お釣りが後か

 お釣りと商品を渡す順序についての、コンビニ(ほか小売業一般)側の見解というのは見つからなかったのですが、単なる慣例以外にも何か特別な理由があるのでしょうか。おそらく上記推測のような「店員サイドの自然な連関」という以上の意味はないように思うのですが、ご存知の方がいらっしゃったら是非教えてください。
 実に些細なことですし、別段コンビニの店員さん個々人を責める気持ちなどはありません。
 ただ、一度「サービスを提供する側」に入ってそちらのロジックに染まってしまうと、びっくりするくらい「提供される側」の感覚がわからなくなってしまう(しかもわからなくなっていることにも気付かない)というのはよくあることです。
 末端のしがない開発者として、半端な人間の分、せめて「使う側」の感覚を忘れないようにしたいものです、とありがちに殊勝くさいことを言って締めておきます。

追記:
 某所でツッコミを発見したので補則しておきます。「袋を渡される」というのは、必ずしも「袋を直接手渡しする」という意味ではなくて、「袋詰めを完了した袋がレジ台の上におかれ、いかにも『ハイどうぞ』に持ち手がこちらに向けられる」な状態のことです。紛らわしい表現をしてしまいすいません。

追記2:
 某所で「物々交換だからお金の後に商品を受け取るのが自然」というツッコミを発見したので、勝手に追記です。この発想はまったくなかったので興味深いです。ありがとうございます。
 仮に「物々交換」だとしてもお釣りの受け取りは「代金の支払い」の一部だと思うので、先にお釣りを受け取っても悪くないんじゃないかな、とは思うのですが、もうちょっと考えると「お釣り」という存在は「交換」というモデルで考える時に往々にしてオミットされた存在です。もちろん「交換」モデル(「購入」でも一緒)を抽象するなら省略されてしかるべきだから省略されているのですが、わたしたちの思考から抜け落ちる部分を表象する上で実は非常に面白い素材かもしれない、と気付きました。
 貨幣が「特殊な商品」であるのはファンタスムの対象だから(対象a)だからであり、だからこそハードディスク上の数字になってしまっても問題なく、びゅんびゅん増殖する性質があるわけですが、一方でどこか物質に「ピン留め」されてもいます。ファンタスムの「女」が物質的な「女」(とりわけ「縁」)にピン留めされるように。
 つまり、お釣りにはフェティッシュとしての貨幣の「残り香」のような地位があるように思います。あと、銭洗い弁天で洗った五円玉とか、投げ銭で武器にするときのお金とか(笑)。
 もとよりお釣りとは「割り切れない」ものです。電子決済には存在しない「お金にあってお金にあらず」な領域、象徴化の網から零れ落ちたもの。セクシーですね。

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コンビニ店員はなぜ袋を渡してから財布を持つ手にお釣りを返すのか

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コメント

私も、同じ考えです。
でも、お客がもたもたして財布からお金を出している間に袋詰めが完了してしまいます。
電子マネー化がもっと浸透すれば、変わっていくのでしょうか?

投稿者 sanae [TypeKey Profile Page] : 2007年02月25日 01:50

> 某所でツッコミを発見したので
というのは、私のコメントと認識した上でコメントします。
 「差し出される動作」であり、「手渡しされる」コンビニは、私の生活範囲において少ないので、かのようなコメントをしました。
 しかし、「差し出される動作」なので、「受取ってしまう」のであれば、この記事で言おうとしていることは尤もだと思います。

 個人的にもっと納得いかないのは、おつりを渡される時にお札が混じっている時、「大きい方から」といってお札を渡されることです。
 多分、「お預かりしている金額のうち大きい方を先に返すのが礼儀」というニュアンスだと思うのですが、財布にお金を収納することを考えると、どう考えても小銭が先のほうが効率的だと感じます。
 お札を格納するのにてまどう数秒間、小銭を持って待機されているのは、心理的に焦らされる気がします。小銭なら放り込むだけでよいのに。

 あまり記事と直接関係無い話になってしまいました。

投稿者 suVene [TypeKey Profile Page] : 2007年02月25日 02:35

>sanaeさま
コメントありがとうございます。
まぁ、お客さんの方がお金を出すのに時間がかかっているのであれば、店員さんも手持ち無沙汰でしょうし、袋詰めしてしまうのも仕方ない気がします。その時はゴメンナサイですね(笑。要は「代金」>「袋」>「お釣り」と、「お金の支払い」が分割されて間に「袋」が入るのがやりにくいな~ってコトだと思います。

>suVeneさま
コメントありがとうございます。
「ツッコミ」の件はその通りです^^;
>お札を格納するのにてまどう数秒間、小銭を持って待機されているのは、心理的に焦らされる気がします
コレわかりますね! 「すいませんすいませんわたしがトロいせいでっ」と誰にも責められてないのに心の中で言い訳したしります。自意識過剰なだけなんでしょうけれど・・。

投稿者 [TypeKey Profile Page] : 2007年02月25日 15:31

>③代金を支払う
>④商品が袋詰めされ、袋を渡される(大抵袋の持ち手をこちらに向けてくれる)
>⑤お釣りが返される

これはレジ店員側の立場からみると、
③商品を袋詰めして、袋を渡す
④代金を受け取り、おつりを返す
だと思います。つまり、代金の受け取りとおつりを返すは一連の動作です。
払う側としては相手が代金を差し出しているので代金の支払いを先にしているように感じるかもしれませんが、レジ店員が代金をレジにしまうのはおつりを渡す直前だと思います。
そして、店対客という立場から考えると、代金を受け取るより先に品物を渡さなければならないと考えるのが普通です。
つり銭の札より小銭を先に渡して欲しいというのは同感です。もっとも最悪なのが、札と小銭とレシートをすべて一緒に渡されることです。わたしはその場合、必ずと言っていいほど小銭を落とします^^;
以上、コンビニバイト経験者の考察でした。

投稿者 よう [TypeKey Profile Page] : 2007年02月25日 22:17

>ようさま
コメントありがとうございます。
店員さんの立場としては「先に商品を」ということだと思うのですが、いずれにせよ代金を支払いお釣りを受け取る以上、ものを持つ前にお金関係を済ませたい、ということなんですよね。
片手にお財布、という状態だとお釣りを先にもらった方が商品も受け取りやすいと思うのですが。

投稿者 [TypeKey Profile Page] : 2007年02月26日 23:03

えーっと。流れとしては、
合計金額が出るのは、袋詰めをしながら、レジ入力していれば、袋詰めが終わった後ですし、袋詰めをあとで一気にやるにしても、合計金額が出てから、お客様が代金を用意している間に袋詰め作業になります。
なので、代金の授受は袋詰めが終わった後になります。
私がバイトしていたときは、袋詰めが終わったらとりあえず品物を差し出すようにしていますが、おつりを渡した後にお客様が財布におつりをしまっている間に、袋を手にして、手渡ししていました。
結局店員さんの姿勢の問題のような気がします。手順としてはあんまり疑問に思うことはなかったんですけどねえ。

投稿者 よう [TypeKey Profile Page] : 2007年02月27日 10:54

激しく同意です。
たしかに、先に袋を渡してもらった方がいい場合もあると思いますが、長財布を開いて待っているのに、延々と袋詰めを優先され、最後に「おさきにお会計失礼します」とかいわれても、はあ?とか思っちゃいますね。
店員の気遣いがないということにもつながりますが、全国どこいってもそうなので、マニュアルになっているのでしょう

投稿者 maskin [TypeKey Profile Page] : 2007年03月01日 02:29

すいません、すっかり放置していました。

>ようさま
お釣り格納終了してから袋をもらえるととても嬉しいんですよね。でも「早よ釣銭しまわんかいコラ」なプレッシャーを勝手に感じたりしています。わたしが妄想たくましいだけかもしれません。

>maskinさま
「長財布を開いて待って」、正にわたしも同じシチュエーションです。もしかして財布の種類も一因なのでしょうか。長財布って、片手じゃ開くのも不自由ですから、その辺もちょっと関係あるかもしれませんね。

投稿者 [TypeKey Profile Page] : 2007年03月06日 23:56

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