アクセス解析

prev< 眠るために生まれてきた >next
2005年04月05日

完全さについての予想される疑問

 一応補足しておけば、完全なる過去の完全性とは、価値判断とはまったく関係ない。「良い過去」「誇らしい過去」などといった物語は、この完全性のずっと後の話だ。
 ある過去が存在した時、その存在の内実が常についてまわる、ということにこそ、完全なる過去という偏執がある。ただ存在する過去、ありようだけがあり存在しない過去、といったものは認められず、硬直した一対一対応が期待される、ということだ。
 呪文のように繰り返されるレコードの針飛び、(神経症的でも倒錯的でもないという意味で)精神病的な構造。

この記事のカテゴリはカカリツケ


完全さについての予想される疑問

« 完全なる過去の貞操帯 | 眠るために生まれてきた | 書かれなかった日記 »