アクセス解析

prev< 眠るために生まれてきた >next
2005年04月09日

書かれなかった日記

 いつも書いた後で書くべきだったことを思い出す。
 書くべきで書かれなかった何かは、ただ書かれ損なうためにすり抜ける。絶好の機会という匂いだけを、可能性の名を借りた現実として残しながら。
 これこそが出会いの本質だが、writng is rewritingというように、何度でも何度もわたしたちは出会い損ねようとする。

 誰が成功したのか。かつてわたしだったが、出会い損ねと共に消え去った何者かが。
 書かれ損なったまま閉じていくページの隙間に向かって、針飛びのように永遠のフェイドアウトを繰り返す主体が。

この記事のカテゴリはカカリツケ


書かれなかった日記

« 完全さについての予想される疑問 | 眠るために生まれてきた | 目的地は違う、バスは同じ、だがどこにも到着しない »