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2006年01月08日

武器を持たないがゆえの

 弱いものを強いものに隠すより、強いものを弱いものに隠そう、と誰かがささやいた。
 過剰を不足へとすりかえるために。

 これはトリックではあるが、だからといって誤魔化しというわけではない。
 というのも、その鞘は刀と密着し、もう二度と抜けないからだ。

 使い道のわからない遺産を、武器を持たないがゆえの「自由」と取引したのだ。

 可能性という偽りの自由から選択の余地のない自由へと、選ぶ自由から選ばれてある自由へと。

この記事のカテゴリはカカリツケ


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