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2006年04月08日

不参加者の不足により、川に飛び込む

 母に不足を見つけられないと、わたしは役割という形での許可が難しくなる。
 このとてもよく知られた事情のお陰で、使用価値なるイメージを借りた交換価値に代わり、「存在価値」とでも呼ぶべきトリックが試みられることになる。
 存在を認可するのは、(わたしとよく似た)具体的な他者ではなく、他者の全体性だ。
 つまり、永遠に確かな答えを与えてくれないものの、常に何らかの「意図」は想定できる、そのような者にお伺いを立てるべく、自らの身体にリボンを結んで「どうぞ」と賭ける結果になる。
 あるいは川に飛び込んで、正にその飛び込みによって、下された判決が溺死刑であるかを確かめる。

 何が足りなかったのか?
 もちろん、不足などない!
 なかったのは、ゲームに参加しなかったものだ。

この記事のカテゴリはカカリツケ


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